ミステリー

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「ある閉ざされた雪の山荘で」 東野圭吾

最近すっかりご無沙汰ですが、私はけっこう演劇が好きです。限られた舞台空間の中で、役者たちが物語を紡ぎ出す。それは、映画鑑賞や読書とはまた違った楽しさがあります。

演劇界の悲喜こもごもを扱った小説もたくさんありますね。「舞台という閉ざされた世界」「人間が別人になりきって演技する」などといった状況の特殊さが、作家の創作性をかき立てるのかもしれません。私が今まで読んだ中では、綾辻行人さん「霧越邸殺人事件」、近藤史恵さん「演じられた白い夜」などが印象的でした。その中でも白眉はこれ。数多くの賞を受賞し、国内でもトップクラスの知名度を誇る人気作家、東野圭吾さん「ある閉ざされた雪の山荘で」です。

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「こんにちは刑事ちゃん」 藤崎翔

今までブログに投稿してきた読書レビューを見れば何となく分かるかもしれませんが、私はイヤミスが好きです。読み進めるうちにイヤ~な気分になり、たとえ謎が解けても登場人物たちは幸せにならない。その後味の悪さに、どうしようもなく惹かれてしまいます。

とはいえ、楽しく笑えるユーモア小説も大好きなんですよ。そんな私が、久々に「これはヒット!」と思える作品に出会いました。かつて「セーフティ番頭」というコンビ名でお笑い芸人として活動していた、藤崎翔さん「こんにちは刑事ちゃん」です。

 

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「戦場のコックたち」 深緑野分

戦争について考えたことのない人は、恐らくいないと思います。かくいう私自身、それこそ小学生の頃から平和学習を受けてきましたし、戦争を取り扱った映画やドラマ、小説も手に取りました。今この瞬間でさえ、戦火が上がり、人々が犠牲になっている戦場は山のようにあります。

大多数の現代日本人にとって、戦争とは非日常そのものの世界でしょう。ですが、たとえ戦地だろうとなんだろうと、人間が生きている以上、そこには毎日の生活があります。今日ご紹介するのは、そんな戦場での「日常」を描いた作品です。「このミステリーがすごい!」で二位にランクインした、深緑野分さん「戦場のコックたち」です。

 

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「噂」 荻原浩

噂話は好きですか?たとえ嫌いな方でも、人生で一度や二度、何らかの噂話を耳にしたことがあると思います。昔からある有名どころでいえば、口裂け女や人面犬、赤マントなどでしょうか。

本来なら、ただのお喋りの一環であるはずの噂話。では、もしそれが真実となったらどうなるのでしょう。そんな噂の恐怖を扱った作品といえばこれ、直木賞作家である荻原浩さん「噂」です。

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「絶対正義」 秋吉理香子

「正義のヒーロー」「正義感が強い」「正義の道を貫く」・・・どれも専ら良い意味を持つ言葉です。正義とは、漢字が示すとおり、正しく道理にかなうということ。それが悪いと言える人など、恐らく一人もいないでしょう。

でも、ちょっと考えてみてください。立ち居振る舞いすべてが正義を重んじ、ほんのわずかな不正も許さない人。正義を守るためなら、誰かの心を踏みにじっても構わないと思う人。もしそんな人と出会ったら、信頼より苦痛を感じてしまうのではないでしょうか。今日は、そんな「正義の化身」とも言える人が登場する作品を紹介します。「暗黒女子」の映画化も決まり、まさに乗りに乗っている秋吉理香子さん「絶対正義」です。

 

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「絶望ノート」 歌野晶午

私は文章を書くのが好きということもあり、子どもの頃から日記を書いています。昔は日記帳に、今はパソコンを使って、一日の出来事を書き留めておきます。嫌なことや悲しいことがあっても、文字にしてしまうと、不思議とすっきりするんですよ。翌日マラソン大会がある日などは、「雨が降りますように」などと、神頼みしつつ書いたものです。

でも、そんな他愛ない願い事が、本当に叶ってしまったらどうでしょうか。しかもそれが、人を傷つけるような願い事だったら?というわけで、今日はご紹介するのはこれ、新本格第一世代の一人として名高い歌野晶午さん「絶望ノート」です。

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「東京二十三区女」 長江俊和

東京二十三区。それは日本最大級の人口を擁する街であり、世界に名だたる大都市です。閑静な高級住宅街や日雇い労働者が住むドヤ街、若者に人気のプレイスポットなど、性別も年齢も違う人々が絶えず行き交っており、まさに日本の中心部の一つと言えるでしょう。

それだけの大都市であるからには、当然そこに至るまでの歴史があります。その歴史とは、華やかで生き生きしたものばかりとは限らないかも・・・今日ご紹介するのは、東京の闇の奥に眠る秘密を描いた作品です。ディレクターや脚本家、映画監督など様々な顔を持つ長江俊和さん「東京二十三区女」です。

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「猫には推理がよく似合う」 深木章子

皆さんは動物が好きですが?たくさんいる動物の中で、特にひいきの動物はいるでしょうか。私はずっとマンション暮らしだったため動物を飼った経験がなく、今は近所の猫カフェに通って癒されています。

フィクションの世界にも、人間以上に生き生きと活躍する動物がたくさんいます。児童文学なら「名犬ラッシー」、ノンフィクションなら「野生のエルザ」、最近の作品だと赤川次郎さんの「三毛猫ホームズ」シリーズなどが有名ですね。今日は、一匹の猫が中心となる小説をご紹介しましょう。深木章子さん「猫には推理がよく似合う」です。

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「行方」 春口裕子

ある日突然、大切は家族がいなくなったら・・・・・そんな想像をしたことはあるでしょうか。ついさっきまで当たり前のようにそこで笑っていた人が、跡形もなく消え失せる。しかもそれが、幼い我が子だったとしたら。一体どれほどの恐怖と絶望を感じるのでしょうか。

子どもの誘拐・失踪をテーマにした作品はたくさんあり、顛末も千差万別。ただ一つ共通しているのは、子どもを失った家族は例外なく生き地獄を味わうということです。今日は、そんな子どもの失踪を扱った小説をご紹介します。春口裕子さん「行方」です。

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「作家刑事毒島」 中山七里

毒舌家のキャラクター、けっこう好きです。例を挙げるなら、東川篤哉さん「謎解きはディナーのあとで」の執事・影山や、田中芳樹さん「薬師寺涼子の怪奇事件簿」シリーズの薬師寺涼子などでしょうか。現実世界ではそうそう思ったことをズバッと言うわけにはいかない分、フィクションで気晴らししたいのかもしれません。

そんな私を「これはナイスキャラ!」と唸らせる登場人物が現れました。この個性的でインパクトのある表紙を、書店で見かけた方も多いかもしれません。中山七里さん「作家刑事毒島」です。

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