ラブロマンス

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「中島ハルコの恋愛相談室」 林真理子

読む本を選ぶ上で、あまり関係ないように見えて実はすごく重要な要素、それは「表紙」です。表紙によって物語の質が変わることはありませんが、魅力的な表紙の本は人の目を引き寄せるもの。「表紙につられて手に取ってみたら、予想以上に面白かった!」ということだってあるでしょう。

かくいう私自身、表紙に惹かれて本を選んだ経験は数えきれないほどあります。中でも、恩田陸さんの『麦の海に沈む果実』、近藤史恵さんの『タルト・タタンの夢』、村山由佳さんの『野生の風 WILD WIND』の表紙は、その作家さんにはまるきっかけとなったこともあり、今もはっきりと覚えています。そう言えば、この作品の表紙もけっこうインパクトありますね。林真理子さん『中島ハルコの恋愛相談室』です。

 

こんな人におすすめ

すっきり爽快なエンタメ小説が読みたい人

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「ねじまき片想い~おもちゃプランナー・宝子の冒険~」 柚木麻子

おもちゃが大嫌いという人ってあまりいない気がします。「テレビゲームは苦手」「パズルは好きじゃない」などという好みはあるにせよ、誰しもお気に入りだったおもちゃの一つや二つあるでしょう。かくいう私も子どもの頃はおもちゃ屋さんに行くのが大好き。今でさえ、時間がある時は、ショッピングセンターのおもちゃ売り場をぶらぶら歩くくらいです。

子どもを、時には大人をもワクワクさせるおもちゃの数々。一体どんな人が、そんなおもちゃを考え出しているのでしょうか。今回は、魅力的なおもちゃの作り手が登場する作品を取り上げたいと思います。柚木麻子さん『ねじまき片想い~おもちゃプランナー・宝子の冒険~』です。

 

こんな人におすすめ

元気をもらえるお仕事・恋愛小説が読みたい人

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「憧憬☆カトマンズ」 宮木あや子

明るくポップな雰囲気の小説と暗く重厚な雰囲気の小説、世間ではどちらの方が人気なのでしょうか。私はどちらも好きですが、その時の気分によって作風を選ぶことは当然あります。仕事で大失敗した時に道尾秀介さんの『向日葵の咲かない夏』は読みたくないし、ダイエットしたい時は山口恵以子さんの『食堂のおばちゃん』は避けますね。

そして、作家さんの中には、明るい小説と暗い小説の差が凄まじく、同一人物が書いたのかと疑いたくなるようなレベルの作品を書くがいらっしゃいます。作家なのだから当たり前、と言えばそれまでですが、やはりプロというのは凄いものなのだと感嘆せざるをえません。貫井徳郎さんの『慟哭』と『悪党たちは千里を走る』、重松清さんの『疾走』と『とんび』等々、その陰と陽の差に驚いたものです。そう言えばこの方も、明るい作品と暗い作品のギャップが大きいですよね。今回はそんな作家さん、宮木あや子さん『憧憬☆カトマンズ』を取り上げたいと思います。

 

こんな人におすすめ

気分すっきりなお仕事小説が読みたい人

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「初恋料理教室」 藤野恵美

堂々と言うようなことではありませんが、私は料理が苦手です。食べることは大好きなんですが、自分で作るとなると無頓着かつ大雑把。料理本やインターネットで調べた簡単なメニューを機械的に作ることがほとんどで、皿に移せばいいだけの惣菜をスーパーマーケットで買ってくることもしばしばです。

料理上手になるための努力方法は人それぞれですが、中には料理教室に通ってスキルアップを計る人もいるでしょう。もしこんな料理教室が現実にあれば、私のような根っからのズボラ人間でも、料理の楽しさに目覚められるのではないでしょうか。大人向けの小説だけでなく、ジュニア小説の名手としても名高い藤野恵美さん『初恋料理教室』です。

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「あなたには帰る家がある」 山本文緒

結婚してもときめきを忘れたくない。恋する心を持ち続けたい。ふと、そう夢想してしまう瞬間ってあると思います。その相手が配偶者なら問題なし。ですが、相手が他人となると、それはすなわち「不倫」になります。

現実で不倫をする人間は軽蔑の対象となりますが、不倫をテーマにしたフィクションは面白いもの。それこそ『源氏物語』の時代から、人の配偶者と関係する作品はたくさん創られてきました。そんな中、一番私の印象に残っている不倫小説はこれです。直木賞受賞作家である山本文緒さん『あなたには帰る家がある』です。

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「anego」 林真理子

年を重ねたら、周りからどんな呼ばれ方をしたいですか?女性相手に「おばさん」と呼びかけることが失礼だとはよく言われますが、男性だって、軽々しく「おじさん」と呼ばれたくはないですよね。皆から慕われ、年相応の敬意を払われる呼称―――――「姉御」「兄貴」なんて、けっこう嬉しいんじゃないでしょうか。

でも、不思議なもので、そうやって皆に頼られている人が、要領良く幸福になるとは限りません。むしろ、面倒見が良く賢い人だからこそ、貧乏くじを引いてしまうケースも多いはずです。今日はそんな女性をヒロインに据えた一冊、直木賞受賞作家である林真理子さん「anego」をご紹介します。

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「キャロリング」 有川浩

クリスマス。それはイエス・キリストの降誕を祝う日であり、大事な人と共に過ごしプレゼントを贈る「愛」の日です。キリスト教徒ではない人でも、この日はなんとなく華やかで明るい気分になり、家族や恋人、仲間と楽しく過ごしたいと願うのではないでしょうか。

一年に一度のこの日には、人の絆を描いた作品を紹介したいと思います。二〇一四年に三浦貴大さん主演でドラマ化されたので、ご存知の方も多いかもしれませんね。数多くのドラマや映画の原作者としても名高い、有川浩さん「キャロリング」です。

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「鏡よ、鏡」 飛鳥井千砂

仕事に恋に友情に、懸命に努力する人の姿は素敵です。私の場合、自分が女ということもあり、女性が頑張って働いたり、恋心に胸ときめかせたりする作品に無条件に惹かれてしまいます。実際、小説だけでなく映画でも漫画でもドラマでも、その手のテーマを扱ったものは数多くあります。

あまりにたくさんありすぎて取り上げる作品に悩むほどですが、まずはこれなんてどうでしょうか。個人的に、文章の柔らかさや繊細さでは国内トップクラスなのではないかと思っている作家さん、飛鳥井千砂さん「鏡よ、鏡」です。

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「この女」 森絵都

「物書きの主人公が執筆依頼を受けたことを機に、物語が動き出す」。これ、フィクションの世界では結構よくあるシチュエーションです。文章を書くからには当然下調べや取材を行わねばならず、その過程で様々な物事に触れるわけですから、物語の取っ掛かりとして成立しやすいんでしょうね。

どちらかと言えばミステリーやホラーなどのジャンルに多いシチュエーションのような気がしますが、もちろん、その他の分野でも面白い作品はたくさんあります。というわけで、今日はこの作品をご紹介しましょう。大人向け小説だけでなく児童文学も数多く執筆し、二〇〇六年には直木賞を受賞した、森絵都さん「この女」です。

 

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「皇妃エリザベート」 藤本ひとみ

クレオパトラ、楊貴妃、小野小町・・・歴史上、絶世の美女と称えられる女性は大勢います。中には、美貌が原因で国を傾けてしまった女性も少なくありません。でも、その中でちゃんと顔が分かる女性となると、けっこう少ないですよね。

写真が現存している美女と言えば、この人を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。今日紹介するのは、元厚生省職員という経歴を持つ藤本ひとみさん「皇妃エリザベート」です。

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