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「噂」 荻原浩

噂話は好きですか?たとえ嫌いな方でも、人生で一度や二度、何らかの噂話を耳にしたことがあると思います。昔からある有名どころでいえば、口裂け女や人面犬、赤マントなどでしょうか。

本来なら、ただのお喋りの一環であるはずの噂話。では、もしそれが真実となったらどうなるのでしょう。そんな噂の恐怖を扱った作品といえばこれ、直木賞作家である荻原浩さん「噂」です。

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「間違われた女」 小池真理子

ストーカー。この言葉が日本で一般化したのは、二〇〇〇年前後からだと言われています。特定の相手を狙い、執拗につけ回し、心身に危害を加える。想像しただけで、身の毛がよだつような犯罪行為です。

ストーカーをテーマにした小説はたくさんありますが、国内のものでは、山本文緒さんの「恋愛中毒」、五十嵐貴久さんの「リカ」などが有名ですね。ですが、それより遥か以前、まだ「ストーカー」という言葉が定着していなかった頃に、ストーキングを題材にした作品が書かれていることをご存知でしょうか。得体の知れない相手につけ狙われる恐怖を味わえること間違いなし。直木賞受賞作家である、小池真理子さん「間違われた女」です。

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「PTAグランパ!」 中澤日菜子

少子高齢化が叫ばれるこのご時世、子育てをテーマにした作品は数えきれないくらいありますし、このブログでも何冊か紹介しました。父親が、母親が、あるいはその両方が、子どもと向き合い悪戦苦闘しつつ前進していく物語は、いつの世も人の心を惹きつけます。

そして、子育てに関わるのは、何も親だけに限った話ではありません。今日取り上げるのは、不器用ながらも子どものため奮闘するお祖父ちゃんを描いた作品です。劇作家としても活動する、中澤日菜子さん「PTAグランパ!」です。

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「絶対正義」 秋吉理香子

「正義のヒーロー」「正義感が強い」「正義の道を貫く」・・・どれも専ら良い意味を持つ言葉です。正義とは、漢字が示すとおり、正しく道理にかなうということ。それが悪いと言える人など、恐らく一人もいないでしょう。

でも、ちょっと考えてみてください。立ち居振る舞いすべてが正義を重んじ、ほんのわずかな不正も許さない人。正義を守るためなら、誰かの心を踏みにじっても構わないと思う人。もしそんな人と出会ったら、信頼より苦痛を感じてしまうのではないでしょうか。今日は、そんな「正義の化身」とも言える人が登場する作品を紹介します。「暗黒女子」の映画化も決まり、まさに乗りに乗っている秋吉理香子さん「絶対正義」です。

 

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「キャロリング」 有川浩

クリスマス。それはイエス・キリストの降誕を祝う日であり、大事な人と共に過ごしプレゼントを贈る「愛」の日です。キリスト教徒ではない人でも、この日はなんとなく華やかで明るい気分になり、家族や恋人、仲間と楽しく過ごしたいと願うのではないでしょうか。

一年に一度のこの日には、人の絆を描いた作品を紹介したいと思います。二〇一四年に三浦貴大さん主演でドラマ化されたので、ご存知の方も多いかもしれませんね。数多くのドラマや映画の原作者としても名高い、有川浩さん「キャロリング」です。

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「あなたのゼイ肉、落とします」 垣谷美雨

すらりとした手足や引き締まった脇腹、魅力的に見えますよね。一昔前まで「ダイエット」といえば女性が気にするテーマでしたが、今は男性も体型管理に熱心な時代。ダイエットを助ける器具や食品もたくさんあります。

ところで、体に贅肉を付け、肥満することの何がそんなにいけないのでしょうか。ただ単に、見た目の美醜だけで済む問題なのでしょうか。この本を読んだ時、私は贅肉を蓄えることの問題点について改めて考えてしまいました。垣谷美雨さん「あなたのゼイ肉、落とします」です。

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「ストロベリーライフ」 荻原浩

農業。日本人にとっては、昔からなじみ深いテーマです。美味しいお米や野菜、果物を作ってくれる農家は、まさに足を向けては寝られないような存在。反面、若者の都市部への流出や農業従事者の高齢化等により、深刻な後継者不足に陥っていることもまた事実です。

農業に勤しむ人々は、一体何を思って作物を作り続けているのか。心身共に負担のかかる重労働を経て、得られるものは何なのか。興味のある人は、この本を読んでみてはいかがでしょうか。荻原浩さんの直木賞受賞後初の長編小説、「ストロベリーライフ」です。

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「鏡よ、鏡」 飛鳥井千砂

仕事に恋に友情に、懸命に努力する人の姿は素敵です。私の場合、自分が女ということもあり、女性が頑張って働いたり、恋心に胸ときめかせたりする作品に無条件に惹かれてしまいます。実際、小説だけでなく映画でも漫画でもドラマでも、その手のテーマを扱ったものは数多くあります。

あまりにたくさんありすぎて取り上げる作品に悩むほどですが、まずはこれなんてどうでしょうか。個人的に、文章の柔らかさや繊細さでは国内トップクラスなのではないかと思っている作家さん、飛鳥井千砂さん「鏡よ、鏡」です。

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「絶望ノート」 歌野晶午

私は文章を書くのが好きということもあり、子どもの頃から日記を書いています。昔は日記帳に、今はパソコンを使って、一日の出来事を書き留めておきます。嫌なことや悲しいことがあっても、文字にしてしまうと、不思議とすっきりするんですよ。翌日マラソン大会がある日などは、「雨が降りますように」などと、神頼みしつつ書いたものです。

でも、そんな他愛ない願い事が、本当に叶ってしまったらどうでしょうか。しかもそれが、人を傷つけるような願い事だったら?というわけで、今日はご紹介するのはこれ、新本格第一世代の一人として名高い歌野晶午さん「絶望ノート」です。

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「ニュータウンは黄昏れて」 垣谷美雨

「お金より大事なものがある」「気持ちがあればお金なんて」・・・色々な局面でよく聞くフレーズです。なるほど、ごもっとも。この世の中、お金で解決できないことや手に入らないものは山ほどあります。

と同時に、お金で解決することが山ほどあることもまた事実。シビアなようですが、お金と生活は切っても切れない問題です。今日は、尽きることのない金銭問題を描いた小説をご紹介しましょう。垣谷美雨さん「ニュータウンは黄昏れて」です。

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