地図。その名の通り、土地の情報を記号や文字などを用いて平面上に表した図面のことです。文明の進歩に伴い、地図も進化してきましたが、原型となるものは旧石器時代から存在したのだとか。地理を視覚的に理解させ、適切な移動や情報分析を可能とする地図は、社会に必要不可欠な道具です。
現代において<地図>といえば、スマホやタブレット、パソコン上で簡単に検索でき、望めば目的地までナビしてくれる優れものですが、一昔前は違いました。必要な情報を得るため、紙の地図をじっくり眺め、ああでもないこうでもないと試行錯誤する必要があったのです。不便といえば不便なのかもしれませんが、そういう時代だからこそできる地図の使い方もあったのではないでしょうか。この小説を読んで、そんな風に思いました。今回は、雨穴さんの『変な地図』を取り上げたいと思います。
こんな人におすすめ
・閉鎖的な村が登場するミステリーが好きな人
・『変な~シリーズ』のファン

料理というのは、意外とサスペンスと相性がいい要素です。食欲は人間の三大欲求の一つ。そして、殺意や憎悪、妄執、狂気といったサスペンスに欠かせない感情も、悲しいかな、人間と切っても切り離せません。不可欠なもの同士、しっくり馴染むのは、ある意味で当然なのかもしれませんね。
何らかの事件が起こった際、ニュースに以下のフレーズが出てくることがしばしばあります。「精神鑑定の結果を踏まえ、その他の証拠を総合的に考慮した上で・・・」「被告の精神鑑定を行った医師に尋問を行い・・・」。この<精神鑑定>とは、裁判所が被告人等の精神状態・責任能力を判断するため、精神科医といった鑑定人に命じる鑑定の一つ。結果如何によっては裁判所の判断が大きく変わることも有り得る、重要な行為です。
<呪>。見ただけで不穏な気分になりそうな言葉です。日本という国は、<陰陽師><丑の刻参り>等が様々なカルチャーにさらりと登場することが示す通り、どこか陰気で湿った呪術の宝庫。創作界隈においても、先祖代々伝わる呪いがあったり、登場人物が呪い殺されたりという展開は数えきれないほど存在します。
日本人は、神様との距離がとても近い民族です。この世のありとあらゆるものに神様が宿り、人間と絡むエピソードも実に豊富。神様と人間が結婚したり、いたずら好きの神様が人間にやり込められたり、神様がだまし討ちにされたりと、他宗教からすれば信じられないような話が山ほどあります。
フィクションの世界には、<ダークヒーロー>というキャラクターが存在します。読んで字の如く<闇のヒーロー>のことで、正義と相対する立場ながら確固たる信念を持っていたり、悲劇的な過去ゆえに悪側になってしまったり、違法な手段を使いながら人を救ったりするキャラクターを指します。例を挙げると、映画『スターウォーズシリーズ』のダース・ベイダーや、大場つぐみさん原作による漫画『DEATH NOTE』の主人公・夜神月などですね。これらのキャラクターは、どうかすると正義側の主人公より人気を集めることもあったりします。
物語が幸せな結末を迎える<ハッピーエンド>、主要キャラクターが不幸になる<バッドエンド>、傍から見れば不幸だけど当事者は満足している<メリーバッドエンド>、これまでのすべてがリセット・一からやり直しとなる<世界再編成エンド>・・・・・物語には、様々な結末があります。このエンディングが素晴らしいか否かで、作品の評価が決まると言っても過言ではありません。
フィクション界隈において、私が好きなジャンルはホラー、イヤミス、サスペンス。昔からずっとそうで、周囲で片山恭一さん『世界の中心で、愛をさけぶ』が流行るのを横目に、私は五十嵐貴久さんの『リカ』を読んでいたものです。人目が気になって仕方ないお年頃だったので、あらすじを教えてと友達に言われ、口ごもったこともあったっけ。
新年あけましておめでとうございます。ブログを解説し、今年で十年目。長く続いたよなと、自分でしみじみしています。今年もミステリーとホラー中心にゆるゆるレビューしていくつもりですので、どうぞよろしくお願いします。
二〇二五年最後の一日となりました。今年も色々あったものの、無事にブログを続けることができて感無量です。来年もどうぞよろしくお願いいたします。