音楽とは文字通り<音を楽しむ>ものです。私は生憎音楽があまり得意ではありませんが、カラオケに行ったり歌を聞いたりするのは大好き。iPodにお気に入りの曲を入れ、登下校や通勤、ショッピング中などに聞くのが昔からの日課でした。
小説の世界にも、音楽をテーマにした作品がたくさんあります。それらを読んでつくづく思うのは、音楽を文章で書き表すのは至難の業だということ。単に楽曲を表現するだけでも難しい上、曲に込められた作者や奏者の感情、それを聞く側の音を楽しむ心を文字で描写するには、大変な筆力が必要となります。恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』や宮下奈都さんの『羊と鋼の森』などは、この点を見事にクリアした傑作でした。それからこの作品でも、音楽の楽しさが丁寧に描写されていましたよ。瀬尾まいこさんの『その扉をたたく音』です。
こんな人におすすめ
若者の清々しい成長物語が読みたい人