歴史上、どの時代が好きかという質問があったら、どんな答えが集まるでしょうか。有名な英傑が大勢登場する戦国時代や幕末、陰陽師を扱った作品によく取り上げられる平安時代、文化面で大きな発展があった江戸時代などが挙がりやすい気がします。
その一方、名前が挙がりにくい時代もあると思います。縄文時代なんて、その筆頭格。あまりに昔すぎて、<坂本龍馬>とか<関ヶ原の戦い>とかいった超ド級のインパクトある偉人や出来事が確認できないことが一因でしょう。そのせいか、縄文時代がテーマの小説も少なめで、私はこれまで荻原浩さんの『二千七百の夏と冬』くらいしか知りませんでした。他にはないのかな・・・と思っていたら、先日、予想外の形で縄文時代が出てくる作品を見つけました。真梨幸子さんの『縄紋』です。
こんな人におすすめ
縄文時代が絡んだイヤミスが読みたい人