デスゲームもの、というジャンルがあります。これは、逃亡不可能な状況に置かれた登場人物達が、生死を賭けたゲームに参加する様子を描いたもの。生還者は一人だけと決められていたり、進行次第では全員生還も可能だったり、敗者は命ではなく社会的生命を奪われたりと、個性的な設定がなされていることが多いです。
けっこう古くからあるジャンルなのですが、日本で有名になったのは、高見広春さんの『バトル・ロワイアル』辺りからではないでしょうか。当初は<試合>としての側面が強かった気がしますが、段々とお遊び的なゲーム要素が強まり、ハリウッド映画の『SAW』シリーズ、金城宗幸さん・藤村緋二さんの漫画『神さまの言うとおり』、金沢伸明さんの『王様ゲーム』など、有名作品が次々生まれました。私自身も色々と読みましたが、これほど後を引く作品はちょっと他にないかも・・・・・櫛木理宇さんの『残酷依存症』です。
こんな人におすすめ
デスゲームが絡んだサイコサスペンスが読みたい人