三津田信三

はいくる

「怪談のテープ起こし」 三津田信三

「実話系ホラー」というジャンルがあります。その名の通り、「実際の出来事であるかのような体裁のホラー」のことで、貞子やジェイソンのような目に見える化け物が登場することはほとんどない代わり、日常をじわじわと浸食するかのような恐怖感があります。最近では、映画化もされた小野不由美さんの「残穢」などがありましたね。

実話系ホラーの場合、リアリティはある反面、一歩間違えるとヤマもなければオチもなく、怖くも何ともない話になってしまうことが特徴です。ですが、今日ご紹介する作品に関しては、そういう心配は無用ではないでしょうか。実話系ホラーを書かせたら国内随一(と私が勝手に思っている)の三津田信三さん「怪談のテープ起こし」です。

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はいくる

「凶宅」 三津田信三

八月も半ばに差し掛かろうとしていますが、まだまだ夏真っ盛り。連日暑い日が続いています。こう暑いと、プールや海水浴、アイスクリームなどで体を冷やしたいですね。

こういう暑い時こそ、ゾクリとする怪談話が欲しくなるもの。日本を代表するホラー・ミステリ作家として海外でも人気の三津田信三さん「凶宅」を紹介します。

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