新興住宅地。読んで字の如く、今まで宅地でなかった土地を新たに興した住宅地のことです。インフラ関係が新しく丈夫なこと、周囲に子育て世界が多く育児に向いていること、古参の住民がいないためゼロから人間関係をスタートさせられることなど、住む上でたくさんのメリットがあります。
その一方、当然ながらデメリットも存在します。郊外にあることが多いので交通の便が悪いこと、近隣住民がどんな人か事前に分からないこと、建築条件が付いている場合があるため完全に自分好みの家を建てられるわけではないこと・・・・・何事もそうですが、長所短所をよく見極めた上で物事を進めていかないと、人生は地獄になりかねません。今回ご紹介する作品には、新興住宅地で思わぬ地獄を見る羽目になった人達が登場します。真梨幸子さんの『四月一日のマイホーム』です。
こんな人におすすめ
新興住宅地で起こるドロドロのイヤミスに興味がある人