櫛木理宇

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「チェインドッグ」 櫛木理宇

「この世で最も憎むべきものが何か分かる?戦争と冤罪なの」これは、私が昔見ていたドラマの台詞です。当時は子どもだったので聞き流しましたが、成長するにつれ、この言葉の意味が少しずつ分かるようになりました。犯人以外の人間が無実の罪で裁かれる。冤罪は、決して許されるものではありません。

冤罪をテーマにした小説といえば、高野和明さんの『13階段』や大門剛明さんの『テミスの求刑』、ややテイストは違いますが伊坂幸太郎さんの『ゴールデンスランバー』などが有名です。これらの作品の中で犯罪者として告発された人物は、自分は潔白だと訴えていました。では、自らが犯罪者であることは認めた上で、告発された罪の一部が冤罪だと訴えた場合はどうでしょうか?ただでさえ難しい冤罪問題が、より複雑になることは想像に難くありません。今日紹介するのは、櫛木理宇さん『チェインドッグ』。タイトルの意味も含めて、考えさせられるところの多い作品でした。

 

こんな人におすすめ

サイコパスが出てくるミステリー小説が読みたい人

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「209号室には知らない子供がいる」 櫛木理宇

暖冬だ暖冬だと言われ続けてきましたが、ここ数日で一気に寒くなりました。この辺りはさすがに積もりこそしないものの、一日に何度か雪がちらつき、風の冷たさも痛いほど。寒いのが苦手な私は、すっかりコタツに根を生やしてしまっています。

こういう寒い日、欧米では家族や友人と怪談話に興じるんだとか。日本では「ホラー=夏」というイメージがありますが、ただでさえ昼が短い冬の間、怖い話で夜を楽しく過ごすというのもオツなのかもしれませんね。先日、背筋の寒さに拍車をかけるようなホラー小説を読んだのでご紹介します。櫛木理宇さんの連作短編集、「209号室には知らない子供がいる」です。

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「FEED」 櫛木理宇

『思えば、あれが運命の分かれ道だった』・・・小説や映画でよく登場するフレーズです。人生の明暗を分ける分岐点に遭遇する可能性は、誰にだってあります。

たった一つの分岐点を機に、行く先が天国と地獄に分かれてしまったら。今日ご紹介するのは、対照的な人生を歩むことになる少女達を描いた青春小説、櫛木理宇さん「FEED」です。

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