林真理子

はいくる

「中島ハルコの恋愛相談室」 林真理子

読む本を選ぶ上で、あまり関係ないように見えて実はすごく重要な要素、それは「表紙」です。表紙によって物語の質が変わることはありませんが、魅力的な表紙の本は人の目を引き寄せるもの。「表紙につられて手に取ってみたら、予想以上に面白かった!」ということだってあるでしょう。

かくいう私自身、表紙に惹かれて本を選んだ経験は数えきれないほどあります。中でも、恩田陸さんの『麦の海に沈む果実』、近藤史恵さんの『タルト・タタンの夢』、村山由佳さんの『野生の風 WILD WIND』の表紙は、その作家さんにはまるきっかけとなったこともあり、今もはっきりと覚えています。そう言えば、この作品の表紙もけっこうインパクトありますね。林真理子さん『中島ハルコの恋愛相談室』です。

 

こんな人におすすめ

すっきり爽快なエンタメ小説が読みたい人

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はいくる

「我らがパラダイス」 林真理子

現在日本において、介護はもはや社会的な問題です。新聞でもテレビでも、介護に関する話題が出ない日はないと言っても過言ではありません。いつ何時、自分が介護する側、あるいはされる側になるか、不安に思う人も多いのではないでしょうか。

こういうご時世ですので、介護をテーマにした小説はそれこそ星の数ほどあります。ミステリーなら東野圭吾さんの『赤い指』、ヒューマンドラマでは篠田節子さんの『長女たち』、青春小説の側面もある木村航さんの『覆面介護師ゴージャス☆ニュードウ』など、どれも面白い作品ばかりでした。ですが、インパクトという点ではこれがトップクラスではないでしょうか。林真理子さん『我らがパラダイス』です。

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はいくる

「anego」 林真理子

年を重ねたら、周りからどんな呼ばれ方をしたいですか?女性相手に「おばさん」と呼びかけることが失礼だとはよく言われますが、男性だって、軽々しく「おじさん」と呼ばれたくはないですよね。皆から慕われ、年相応の敬意を払われる呼称―――――「姉御」「兄貴」なんて、けっこう嬉しいんじゃないでしょうか。

でも、不思議なもので、そうやって皆に頼られている人が、要領良く幸福になるとは限りません。むしろ、面倒見が良く賢い人だからこそ、貧乏くじを引いてしまうケースも多いはずです。今日はそんな女性をヒロインに据えた一冊、直木賞受賞作家である林真理子さん「anego」をご紹介します。

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