インドア派の趣味の代表格と言えば、「読書」「映画鑑賞」「音楽鑑賞」といったところでしょうか。その内、前の二つは私も大好きですが、「音楽鑑賞」は今一つ馴染みがありません。ドラマや映画の主題歌になった人気曲や、音楽の教科書に載るような有名クラシックをいくつか知っているくらいです。
とはいえ、音楽が嫌いなわけではないですし、音楽をテーマにした小説も大好きです。中山七里さんの『岬洋介シリーズ』や森絵都さんの『アーモンド入りチョコレートのワルツ』などは図書館で何度も借りましたし、毛利恒之さんの『月光の夏』に至っては感動のあまり即座に映画版のビデオをレンタルしたほどです。そして、音楽小説の名作といえば、これを外すことはできないでしょう。恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』です。
こんな人におすすめ
ピアノをテーマにした小説が読みたい人
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SF小説には、しばしばロボットが登場します。作品によって善玉だったり悪役だったりするロボット。人工知能の研究が進み、Pepperのような存在も珍しくなくなった今、ロボットは一般市民にも手の届く存在です。
ロボットが出てくる小説というと、私が真っ先に思い浮かべるのは星新一さんの短編『ボッコちゃん』です。初めて読んだ時、頭からっぽの美人ロボットが巻き起こす騒動にゾッとさせられました。同じロボットでも、今回紹介する作品に登場するロボットはちょっと違いますよ。恩田陸さんの『錆びた太陽』です。
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番外編、アナザーストーリー、スピンオフetc。いずれも物語の裏話や脇役にスポットライトを当てた話を指す言葉です。あの話の裏側ではどんな物語が繰り広げられていたのか。あの時現れたあの人は、その後一体どうなったのか。そんな素朴な疑問を解き明かすことができ、とても面白いですね。
当ブログでも取り上げた『七月に流れる花』には、姉妹編となる作品が存在します。『七月に~』で残されていた謎は、この本の中で完全に解き明かされました。恩田陸さんの『八月は冷たい城』です。
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我が家の近所にある図書館は、児童書コーナーがなかなか充実しています。子ども向けの小説や図鑑、伝記など、様々なジャンルの本が揃っていますし、乳幼児向けの絵本のラインナップも豊富。私もよくうろついていますが、面白そうな本が多すぎてどれを借りようか悩むほどです。
「子ども向け」と銘打っておきながら、大人が読んでも面白い作品はたくさんありますよね。今回ご紹介するのは、講談社が児童書として発行した書籍レーベル「講談社ミステリーランド」の中の一冊です。恩田陸さん『七月に流れる花』です。
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昔から私が憧れてやまないものの一つ、それが「寮生活」です。きっかけは、たぶん『あしながおじさん』を読んだことでしょう。親元を離れ、同年代の少年少女が集まって共同生活を送る。ルームメイトと夜中までお喋りしたり、食堂でみんなと食事したり、週末はパーティーが開かれたり・・・もちろん、実際の寮生活には苦労も多いと分かっていますが、憧れる気持ちは今でもしっかり残っています。
世界的に有名な『ハリー・ポッター』シリーズをはじめ、寮が登場する創作作品はたくさんあります。どちらかというと海外を舞台にしていたり、ファンタジーや漫画寄りだったりする作品が多い気がしますが、等身大の若者が出てくる作品も色々ありますよ。たとえばこれ。恩田陸さんの『ネバーランド』がそうです。
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「女の敵は女」「女同士の腹の探り合いってすごく怖い」こういうフレーズを耳にすることってよくあります。同じ女として微妙な気持ちになる反面、一理あると思ってしまうこともまた事実。女性同士の掛け合いって、男女のやり取りでは決して出ない、ある種の緊張感があると思います。
そんな女性の心理戦を心行くまで味わいたい時は、これなんてどうでしょう。「ノスタルジアの魔術師」と称される恩田陸さんの初期の傑作、「木曜組曲」です。
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