以前、別の記事で、図書館の予約システムについて書きました。読みたい本を確実に読めるよう貸出予約を入れるというもので、当然、人気の本には何百件もの予約が殺到します。となると、なかなか本を借りにこない予約者をいつまでも待ち続けるわけにもいかないので、大多数の図書館では予約本の取り置き期間というものを設けています。自治体によって違うようですが、基本、十日~二週間というケースが多いようですね。
取り置き期間内に本を引き取りに行ければ万事オーケー。しかし、体調や仕事、身内の用事など様々な事情で期間内に図書館に行くことができず、涙を飲んで予約をキャンセルせざるをえないことだってあるでしょう。私自身、そういう憂き目にあった経験がありますが、この本は期間終了間際にどうにか時間を作り、図書館に引き取りに行くことができました。それがこれ、貫井徳郎さんの『女が死んでいる』です。
こんな人におすすめ
どんでん返しが仕掛けられたミステリー短編集が読みたい人