今邑彩

はいくる

「赤いべべ着せよ・・・」 今邑彩

ミステリーの世界には「童謡殺人」という言葉があります。その名の通り、童謡の歌詞やメロディをキーワードとして殺人が行われるもののことですね。ミステリー小説としては世界で一、二を争うくらい有名なアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』、横溝正史の『悪魔の手毬歌』など、例として挙げられる作品はたくさんあります。

あまりにたくさんありすぎて、どれから紹介していいか迷う「童謡殺人」。今回は、狂気に駆られていく人間の醜態が印象的な作品を取り上げたいと思います。今邑彩さんの初期の名作『赤いべべ着せよ・・・』です。

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はいくる

「いつもの朝に」 今邑彩

皆さんに兄弟姉妹はいるでしょうか?いるとして、その仲は良好ですか?私は一人っ子なので、昔から兄弟姉妹のいる家庭が羨ましかったものです。

親子とも友達とも違う兄弟姉妹。では、その相手に恐ろしい出生の秘密があったとしたらどうするでしょう?今日は、血の繋がりの因縁を描いたミステリ、2013年に早すぎる死を迎えた今邑彩さん「いつもの朝に」を紹介します。

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