幸せになること。それは恐らく、人類共通の願いでしょう。理想とする形こそ違えど、人は誰しも幸せになるために泣き、笑い、失敗と成功を繰り返しながら生きています。

ですが、ある人にとっての幸せが、他の人間にとっても幸せであるとは限りません。良かれと思って取った行動が、他人にしてみれば無価値・・・どころか不幸の原因になることだってあり得ます。この作品を読んで、私は「幸せって何だろう」と考えさせられました。ジュブナイル作家としても有名な青木祐子さん『幸せ戦争』です。

続きを読む