何でも願い事を一つ叶えてあげる・・・物語によくあるシチュエーションです。もしそんな局面に直面した時、人は何を願うのでしょうか。私は想像力貧困ですので、いざそういう状況になったら、「家内安全、無病息災」くらいしか思いつかないかもしれません(笑)
しかし、世の中には、切実に叶えたい願いを持つ人もいます。どうにもならない現実に苦しみ、人ならざるものの力を借りてでもそれを打開したいと願う子どももいます。今日取り上げる小説には、そんな子どもたちが登場します。辻村深月さんの『かがみの孤城』です。
何でも願い事を一つ叶えてあげる・・・物語によくあるシチュエーションです。もしそんな局面に直面した時、人は何を願うのでしょうか。私は想像力貧困ですので、いざそういう状況になったら、「家内安全、無病息災」くらいしか思いつかないかもしれません(笑)
しかし、世の中には、切実に叶えたい願いを持つ人もいます。どうにもならない現実に苦しみ、人ならざるものの力を借りてでもそれを打開したいと願う子どももいます。今日取り上げる小説には、そんな子どもたちが登場します。辻村深月さんの『かがみの孤城』です。
新年あけましておめでとうございます!このブログも開設して一年半を過ぎました。ここまで続けてこられたのは、お付き合いくださる皆さんのおかげです。拙い文章と内容ばかりですが、2018年もどうぞよろしくお願いします。
新しい年を迎えてすぐは何かと慌ただしく、ゆっくり読書する時間を取ることが難しいかもしれません。そういう時は、重厚な大長編より、さっくり読める短編の方が手を出しやすいのではないでしょうか。それならこの短編集がお薦めですよ。東野圭吾さんの『素敵な日本人』です。
SF小説には、しばしばロボットが登場します。作品によって善玉だったり悪役だったりするロボット。人工知能の研究が進み、Pepperのような存在も珍しくなくなった今、ロボットは一般市民にも手の届く存在です。
ロボットが出てくる小説というと、私が真っ先に思い浮かべるのは星新一さんの短編『ボッコちゃん』です。初めて読んだ時、頭からっぽの美人ロボットが巻き起こす騒動にゾッとさせられました。同じロボットでも、今回紹介する作品に登場するロボットはちょっと違いますよ。恩田陸さんの『錆びた太陽』です。
「宇宙人」と聞くと、どんな存在を思い浮かべるでしょうか。いわゆる「グレイタイプ」と呼ばれる大きな頭と黒い目を持つタイプから、映画『エイリアン』に登場するような化け物じみた姿、地球人そっくりの容姿を持つものなど、色々でしょうね。ちなみに私はというと、子どもの頃に見たアニメの影響で、足がたくさんあるタコ型宇宙人を想像してしまいます。
いるのかいないのか、その存在が今なお議論の的になっている宇宙人。フィクションの世界ではしばしば恐怖の対象となることもありますが、実際のところはどうなんでしょう。科学的なことはともかく、こんな宇宙人が本当にいたら、友達になりたくなるかもしれません。朱川湊人さんの『銀河に口笛』です。
ミステリーの世界には様々な探偵が登場します。シャーロック・ホームズに代表される私立探偵や、十津川警部のように警察官が探偵役をつとめるもの、ジャーナリストに学者、弁護士に医者。中にはアルセーヌ・ルパンのように、世間一般で言う犯罪者が謎解きを行う作品まであります。
そんな様々な探偵の中に「安楽椅子探偵」と呼ばれる存在がいます。犯罪現場に出向くことなく推理を行う探偵のことで、アガサ・クリスティの『ミス・マープル』シリーズなどが有名ですね。もちろん、その他にも魅力的な安楽椅子探偵はたくさんいるのですが、今日はその中でも異色の存在が登場する作品をご紹介しましょう。西澤保彦さんの『完全無欠の名探偵』です。