日本人は、神様との距離がとても近い民族です。この世のありとあらゆるものに神様が宿り、人間と絡むエピソードも実に豊富。神様と人間が結婚したり、いたずら好きの神様が人間にやり込められたり、神様がだまし討ちにされたりと、他宗教からすれば信じられないような話が山ほどあります。

神様との距離が近いせいか、日本では生きた人間を神様扱いすることも珍しくありません。菅原道真や徳川家康のように、本当に神社に祀られる例もありますし、特定の分野で多大な功績を挙げた人間を<〇〇の神様>と称することも多々あります。後者の場合、神社に祀るよりハードルが低いこともあって該当者数も多く、誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。今日は、<ショートショートの神様>と称される星新一さんの短編集『ボッコちゃん』を取り上げたいと思います。

 

こんな人におすすめ

完成度の高いショートショート集に興味がある人

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