ヒストリカル

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「出会いなおし」 森絵都

人生は出会いと別れの繰り返しです。これは何も大きな出来事だけを指しているわけではありません。何気なく散歩している道にも、買い物しようと立ち寄ったコンビニにも、無数の出会いと別れが溢れています。

そして、一度別れた相手と思いがけない形でまた出会うこともあります。そんな意外な出会いを描いたのが、森絵都さん『出会いなおし』。出会いを繰り返すことの素敵さをしみじみ実感することができました。

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「三鬼 三島屋変調百物語四之続」 宮部みゆき

子どもの頃からホラー好きだった私が、いつかやりたいと思いつつ未だに実現できていないことがあります。それが「百物語」。参加者たちが合計百話に達するまで怪談を語り合うというお遊びですね。付き合ってくれる怪談好きがなかなか見つからず、いたとしても、合計百話になるまで怪談を語り続けるというのも結構難しいため、実行できる日は通そうです。

言い伝えによると、百話目の怪談を語り終えると、本当に怪奇現象が起こるのだとか・・・真偽のほどはともかく、人が思いを込めて語った話には、何らかの力があるのかもしれません。今日は百物語をテーマにした小説をご紹介します。この方の歴史小説に外れなし、宮部みゆきさん『三鬼 三島屋変調百物語四之続』です。

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「皇妃エリザベート」 藤本ひとみ

クレオパトラ、楊貴妃、小野小町・・・歴史上、絶世の美女と称えられる女性は大勢います。中には、美貌が原因で国を傾けてしまった女性も少なくありません。でも、その中でちゃんと顔が分かる女性となると、けっこう少ないですよね。

写真が現存している美女と言えば、この人を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。今日紹介するのは、元厚生省職員という経歴を持つ藤本ひとみさん「皇妃エリザベート」です。

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